2012年 05月 27日


真空管に対しては、もう無条件に受け容れてやりたい…というか
周波数特性とか歪率とか、カタい話は最初からオミットしている。
ご覧のように見た目ひとつとっても様々な “表情” が有り、僕などは全然飽きないし音楽聴く際には何時も視界の中にこのフィラメントの輝きが入っていて欲しい。
『だいいち、こんなガラス管の中を音声信号が走ってるのが不思議…』
・・等と云う事を言い出すとキリがないので止めるが、音楽を聴く時こうしたミステリアスというか浪漫みたいな物を想いながらのそれもまた一興、と思うのだ。

小さい頃、家のTVはスイッチ入れてから画が映るまで時間がかかったしラジオの裏からは何時も少し焦げたような匂いがしていたっけ。
初めて僕が “意識的に” 真空管を眼にしたのは高校時代、田舎の喫茶店(jazz喫茶とも言えない様な小さな店)だった。
あれは多分、
LUXのキットだったと思うのだが、6BQ5のシングル。
格子のボンネット奥から仄かに光る二本の真空管・・・・
小音量でかかっていたコルトレーンがやたらハスキーだったなあ。
バンドやるようになってからよくお目にかかった練習スタジオにあるツインリヴァーブもどきのギターアンプ。
本物のfender製は滅多に無かったが、僕はよくキャビネットの後ろ側から覗き込んで見たものだ。
(6v6あるいは6L6菅のプッシュプル駆動だった)
僕が抱いている真空管アンプへの“刷り込み”はどっちかと言えば楽器(ギターやハモンドB3)アンプでの『あの音』、だったのかもしれない。
今日も今日とて
レコードを聴いている僕の眼前では
健気にも二本のフィラメントが輝いている。
(これから暑くなるんだけどね)
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一昔前の
どどーん。

