2009年 09月 14日
車中の友 |
ふぅ、ただ今やっと帰宅。
これからシャワー→着替え→本日の仕事場(神保町)だ、本当は昨夜も打ち上げ
”朝までコース”だったので2時間くらい仮眠したかったが仕方が無い。
写真はきのうの往く道すがら車内でのBGMの一枚。
アルトサックス、ポール・デスモンドのごきげんなライブ盤。
僕はアナログ(LP)で持っていたがこれは未発表曲も含めた70分overのコンプリート版だ。
サポートするエド・ビッカード(g),ドン・トムプソン(b)の好演もあいまって、確実に僕が今までの
聴いた回数のbest50には入るではあろう超お気に入り/ヘヴィーローテ盤と言ってよい。
(♪Take Fiveの演奏などD・ブルーベックでのそれより100倍は良い!!)
絶好の秋らしい天気もあってそれはそれはいい気分で聴いていたのだが・・・・・・
彼(デスモンド)の晩年のエピソードを思い出し少し複雑な気分になった。
そのエピソードとは・・・・
重い病(末期ガン)に冒されたデスモンドだが亡くなる直前までその優雅なスタイルにゆるぎはなかった、
というもの。
同じアルトサックスのソニー・スティットが日本ツアー中北海道でいよいよ身体がいうことをきかなくなりドクターストップ、
その後アメリカに強制送還→間もなく死亡・・・というエピソードと比べるとあまりに対照的だ。
またぞろ・・・・『俺は死ぬ直前までどのくらいplay出来るのか・・・・?』などという余計な事が脳裏をよぎる。
どうもここ一月の間で色々な事が身辺で起こった所為か妙に感傷的になっていけない。
『もっと気楽にやれよ・・・・。』
ジャケットのデスモンドがそう言っているような気がした。
by slapper1107
| 2009-09-14 15:55
| レコード