2009年 12月 07日
マッキントッシュC-8 |
いわずと知れたモノラルプリアンプ、
C-11やC-20といった ”スター機種” に隠れた存在だが
その分入手しやすく、手軽に ”マッキン” の世界(一端でも)を味わう事が出来る。
ただ・・・・このアンプに限らず、この頃の製品は ”電源部” によってそのパフォーマンスを大きく左右される。
(我が家のは最もお手軽なダイオードによるもの・・・・トホホ)
何故これを使うか・・・・・?
多くの皆さん同様、その ”多彩なEQカーヴ設定” にある。
ただ当方の場合、色々弄り倒した結果今ではRIAAポジションに固定し低域特性は使用スピーカー(アルテック755E)の逆相打ち消し効果という物理的調整、高域は付属トーンコントロールという電気的調整で解決している。
あくまで私見だがcol.カーヴやAESカーヴ程度ならこのやり方で十分対応出来るのではないかと・・・。
SPレコードについては別のEQアンプを使用するようになったし、そもそもRIAAカーヴとその他のカーヴの間には劇的な相違もなくあまり神経質になる必要も無いと僕は思う。(このレーベルにはこのカーヴ、というのも諸説あるようだし同じレーベルでも年代、さらにはプレス工場でも異なるケースがある?とも言われている←ホントか?)
ただ40~50年代のいわゆる ”初期盤” を聴く時に、この間のマグナボックスではないがそれらと同時代の機器を使用するという一種の安心感(保険、のような物か)或いは聴き手の ”想像力” を促す効果は馬鹿にならない。
旧いレコードやオーディオ機器に接する際、こうした ”想像力” というのは必要だと考えるし逆に言えばそれこそがこの ”道楽” の最大の楽しみではないだろうか?
”もう一つの楽しみ” である真空管の挿し換え。
この機種も12AX7系の3本のMT管・・・・・例によってと言うか残念ながらと言うか・・・・・・・・・僕には相も変わらずイマイチその差がよく分からない。
多分この方がシアワセなのかもしれないが(苦笑)。
追加補足:我が家の使用では rumble filterは ”最大” ポジションが一番良かった。
by slapper1107
| 2009-12-07 10:37
| オーディオ