2010年 04月 13日
音楽雑食者として |
昔、飼っていた犬を散歩させていた時“彼”は突然道端の雑草を何かまるで物に憑かれた様に貪り喰らう事がままあった。
これは胃袋の消化を助ける為の“彼”の本能、言わば“身体が欲する”行為であったのだ。
僕も“主食”はJazzだがご存知の通りの 雑食性 につき、散々他ジャンルの物を聴き倒した後には ↑ こんなレコードを回して“耳を元に戻す”。
雑食者としての我が来し方、を振り返ってみると………
ほとんど何でも面白がって聴いている今が一番幸せなのかもしれない。
ロック一辺倒だった中高生の頃、大学以降はジャズ以外目に入らず演奏が生業になってからは“トラッドジャズ原理主義者”ですらあった。
もちろん、現在の自分があるのもこうした時期を経てきた上だという事実はじゅうじゅう承知である。
ただ、あるひとつだけの種類の音楽に対してあまりにも“盲目的に”なるのは不幸の始まりだし、もしそれをとことん研究するならなおさら違った角度からの観察が必要になるだろう。
今僕は過去にかつて無いほど多種多様な音楽を貪り聴きしているし、SP盤ではあるにせよDJの真似事もさせて頂いている。
こんな状況、bassを一心不乱に弾いているだけであった十年前には想像もつかなかったし何だか不思議な気もするが……。
とにかく、今はとても幸せな事に変わりはない。
by slapper1107
| 2010-04-13 08:04
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