2010年 05月 01日
本当に聴こえてる?(上下編) |
昼間久々にメインシステムを少しヴォリュームを上げて聴いていた。
(近隣GW中不在につきここぞ、とばかりに)
自分の物も含め最新録音のCDばかりかけていたのだが、
・・・・・・どうもイマイチ具合がおかしい・・・・・・
あ、トゥイーターが断線しているではないか!!!
お恥ずかしい話、我が家のこの似非4Wayはユニットの継ぎ足し継ぎ足しで今のカタチとなった物だけに結線もいい加減。特にコンデンサーをパラッた高域はしばしば ”接触不良” となる始末。
さらにこの事態にすぐ気が付かない我が耳の ”お粗末さ” も恥の上塗り、である。
ただ、チョットだけ言い訳をすれば
いくら ”ドンシャリ” 仕様にしているとはいえ通常これらトゥイーターからは例えばシンバルがチンチン・シャンシャンと盛大に鳴っているわけではない。
さすがに可聴域越え(>20kHz)は無理にしても16kHz以上辺りに ”効いて” いるはずなので冒頭で書いた ”変な具合” というのはどちらかと言えばシンバルが出る/出ないといった直接的な効果よりも演奏の奥行き感とかホール(スタジ゙オ)の雰囲気といった間接的効果の有無に関わってくるわけだ。
これでも20代~30代まではこうした高域方面のトラブルは瞬時に判断できた。
(因みに低域~超低域方面=30Hz付近、は音ではなく風圧とかのボディソニック域なので意外と判り易い)
認めたくは無いが ”加齢による聴力低下” なのだろうか?
しかーし
果たして 20Hz~20kHz の可聴域 などどれだけの人々がちゃんとカヴァーしているものだろうか?
ブルーレイとかSACD等・・・・キャパシティの大きな(周波数特性&容量の両面で)容れ物はオーディオの 進化 に貢献しているし僕はそれらの存在意義に対しては肯定的である。
でも旧い(ふるい)音盤(78回転やLP初期盤)愛好者にとっては精々 40Hz~10kHz あたりが聴こえれば十分これらの音楽を享受出来るし(『40万の法則』ていうんですか?)、実際このあたりの事情にSP盤の音の良さにまつわる秘密が隠されているような気もする。
つまり
SP盤はオイシイとこだけ濃密に再生、無駄なとこは出さない(出ない)
という真理。
このトゥイターだったら
断線してもすぐ分かる(笑)
だって、SP盤のスクラッチノイズが聴こえなくなるから・・・・・。(失笑)
いいんだか悪いんだか。(嘲笑)
今日は ”音の上下” について書いた。
明日は ”音の左右” について・・・・・・・・。
by slapper1107
| 2010-05-01 00:24
| オーディオ