2010年 05月 15日
ジェイソン!! |
……凄い凄い、とは聞いていたが実際に一緒に音を出してみて…
ジェイソン・マーサリス
『やっぱり天才だ!』
安易に使いたくない言葉だがそうとしか言い様が無いのだ。
同じくNOのドラマー、ジェラルド(フレンチ)=『重いマサカリの如きボディーブロー』が後からジワリと効いてくるのに対してジェイソンのは『超鋭利な刃物の如くとてつもなく速いストレート』とでも例えられようか、速過ぎて何時パンチをもらったか分からない程。相手は知らない間に倒れていたという寸法だ。
彼(ジェイソン)の凄さを考える時、僕は以前同じくドラマーのB・テグラーが言っていた『ポケット理論』を再び出さずにはいられない。
すなわち
『あるべき所=ポケット、にあるべき音がちゃんと嵌まっている』状態を指す訳だがこれが口で言うほど簡単ではない。
この考えに基づけば
『シンプルな表現での最大の効果』或いは『どんな複雑なリックでもそのリズムの“芯”は決してブレない』
とか
『いくらガンガン叩いても全くうるさくない』
という良いドラマーの要件が全部説明可能なのだ。
大袈裟、と思われてもいい。
この“感覚”、忘れたくないのでここに直ぐ書きこんでおこうと思った次第。
by slapper1107
| 2010-05-15 00:10
| ライブ・現場から