2010年 05月 22日
2010欧州#4 |
僕が毎年訪れているオランダはBREDA(ブレダ)市、というのはこの地図上にあるようにベルギー国境に程近い南部に位置する。
このあたり(オランダ南部)は隣国ベルギー北部(オランダ語圏)を含めたフランドル地方=『フランダースの犬』の舞台となったアントワープ(ベルギー)はすぐ傍に位置する=、そしてさらに範囲を狭めてブラバン地方と呼ばれていてアムステルダム等北部とは異なる独自の文化を持っている。
(15年通ってなんとなく感じるのはここらあたり=ブラバンの人々には特に陽気で開放的な気質、多分フランス=ラテン的なものがあるのではないか?)
今年の場合、アムステルダム近郊のスキポール空港からDELFT(デルフト)まで"intercity"という快速電車で一時間半、そしてさらにそこからBREDA(ブレダ)まで小一時間、といったところか。
デルフトもそうだが、決して大き過ぎず小さ過ぎず、ちょっと散歩しただけでも ”中世の断片” を容易に見つけることの出来るこのBREDAという町が僕は大好きだ。
・・・・・・ちょっと歩いてみようか。
旧市街の中心には ”ランドマーク” たる大教会がありそれを取り囲むように回廊状の石畳の道が幾重にも重なる。
なんてこと無い景観だが ”石畳文化” のない我々にとってはとても趣きあるものと映る。
このように何処からでもこの大教会は見える。
この位置を頭に入れておけば決して道に迷う事がない、まさに ”ランドマーク”。
演奏の合間の移動でもオフィスにお願いすればトランスポート(ワゴン車)を出してもらえるが、僕はこの ”道” を楽しむべくなるたけ歩いて移動するようにしていた。
そしてこれがあの有名絵画 『ブレダの開城』の舞台、ブレダ城。
意外と小規模
つり橋でその入り口まで行ける。
現在でも内部のホール(謁見場)は使われておりさらに一部施設はオランダ陸軍の兵学校にもなっている。
小さく見えるエンブレムは王家=オラニエ公の紋章だろうか?
ブレダではここ以外にはこれ、といった名所旧跡は無い。
しかし街かどをぶらついているだけでも
こんなものや
十年以上経っても飽きない、所以である。
最後になるが
僕が ”ステージドリンク” で最も多く飲んでいたのはハイネケンでもパルムでもなく
これ。
甘さ控え目で喉の渇きには一番だった。
(広尾の明治屋あたりで売ってないかなあ?)
4回にわたってとりとめも無く書いた印象記もこれで一段落、明日からは通常のエントリーに戻ろうと思う。
by slapper1107
| 2010-05-22 00:05
| ライブ・現場から