2010年 06月 04日
詠み人知れず 其の壱 |
囚(とら)はれて
移ろひたるは
象の桃
西荻にて。
駅南口に降りて程なくある小さなアーケード
薄暗いその奥には何故か天井に ”桃色の象” が居る。
地元の人々は親しみと共に ”ピンクの像” と呼んでいるが
僕にはこの象の眼(まなこ)に哀しみしか映らない。
・・・・どっか南の国から連れてこられた象
桃の花はとうに咲き終わったというのに
未だくすんだピンク色のまま。
by slapper1107
| 2010-06-04 00:22
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