2010年 12月 16日
名跡とか家元とか・・・ |
今マスコミを騒がせている I川AB蔵氏。
真相なんてどうでもいいが、彼があれだけアルコールを呑む(呑まれる)のはやはりそれなりの理由はあるのだろう。
最大限彼に好意的に解釈すれば、
やはり 自分の背負った“名前”の重さ へのプレッシャー
これなんだろうな。
歌舞伎、相撲、落語etc いずれも何百年もの歴史を持ち、芸は勿論の事 『名前』や 『看板』と継承されてきた物事の重さと言ったら半端では無い。
AB蔵氏はその中でもエリート中のエリートと言われており想像に絶する重圧もあったのだろう、同情はしないが。
僕は噺家さんとも何人かの方と親しくさせていただいているが、
『本音を言えば、ずっと二つ目でいた方が気楽なんだよね』
みたいな話も伺った事がある。
あと話は逸れるが一方では
家元ビジネス、という言葉がある通りこうした伝統ある看板のブランドとしての威力もすごい物がある。
大変な事も多い代わりに時としては“身入り”も莫大、という事なのだろう。(下世話でスミマセン)
ジャズの世界ではどうなんだろう?
一子相伝の芸の継承も無いし、大体がルイやパーカーのパフォーマンスは一代限り。
多くのフォロアーやエピゴーネンは居ても本来の意味での後継者など居ない……。
それだけジャズという芸術がパーソナルな物なのだろうけど、同時にはこれがジャズの長所でもあると思う。
僕がもし “家元” を名乗るなら
裏hot jazz宗家〜スラッピング流 とでも・・・・?
儲かりそうにないな。
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by slapper1107
| 2010-12-16 00:11
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