2010年 12月 19日
RIP James Moody |
12/9、85歳。
僕は一回だけ観ることが出来た。
以前書いたベースのA・ショウと同じくL・ハンプトンのオールスターズだったかな。
この時は例の持ちネタ ♫Moody's mood for love で喝采をもらっていたが、この人もディジーやキャブ同様我が国では色眼鏡越しに見られることが多い。
しかし
40年代のプレイはそれこそパーカーと比べても何の遜色も無く、W・グレイやデックス、スティットと並ぶ “管豪” であった。
とにかく一息で一気に吹き切るスピード感といったら、聴いている方は肩口からバッサリ袈裟斬りされた様な快感?すら覚えるくらいだ。
その後80年代後半から一時ベガスのオケピットに入り込み音楽監督の仕事をしていたが近年では再び第一線に復帰、若手のマーク・ターナー(ts)らと組んで意欲的な活動を続けていた。
(その余りにも先鋭的な演奏はどっちが若手か分からない程だった)
追悼にと、レコードを立て続けに廻してみたが隣にあったパーカーと改めて比べても落ちるどころか “音の太さ” では優っているのではなかろうか?
アルトでかように太い音も珍しい、あのバードの音が神経質に感じられるのだから・・・・。
あと、この世代で元気なのはタイコのR・ヘインズくらいなものか。
寂しい限りである。
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by slapper1107
| 2010-12-19 00:10
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