2011年 03月 08日
よく見たら… |
例によって78回転のSPを聴いていた時のこと。
レコードを聴き終ってしまおうとしたら、
『ん?』
何かレーベルの感じが微妙に異なる……
写真では見にくいかもしれないが
普通のよくあるvictor盤、実はこれが
アルゼンチン盤
であった。
まああれだけタンゴが盛んなお国柄、
レコード流通量も多いだろう、というのは想像に難くない。
アルゼンチンにだってジャズファンは居るであろうし、
そもそも我々日本人がジャズレコード聴いているのだって欧米人はどんな印象を持っているか分かったもんじゃない。
ただ
何度も書いてきた事だが、
アルゼンチンで創られたレコードが回り回って(僕がこれをgetしたのはオランダだし)今東京の片隅でひっそりと聴かれている…
こうした “ストーリー” を大切にしたい、と言うか
何かとてもスケールの大きな浪漫を感じるのだ。
(大袈裟かな?)
時代を下れば
プレス/流通量も格段に増えたLP時代、
マイルスとかコルトレーン等の有名奏者のレコードには多くの “お国違いジャケット” が存在し熱心なコレクターはたとえ中身が一緒でもこうしたジャケ違い盤を蒐集したものだ。
僕にはここまでやる気はしないが、
まったくジャケットの無いSPレコードで偶然に出会ったこの一枚
僕は少し大切にしてやろうかと思うのだ。
早速
白紙のスリーブに 『アルゼンチン盤』と小さく書き込みをした。
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by slapper1107
| 2011-03-08 07:50
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