2011年 05月 22日
『弾かない』勇気 |
ベイシー楽団、トゥッティの後サビのところで御大のピアノだけ残るとこ、
四分音符を目一杯使い切ってこれ以上ないくらいにタップリ吹くサッチモ、
これらは
僕が考え得る中で最もjazzだ、と言い切れる瞬間でありある意味 【理想】である。
どうしたらこんなに少ない音符だけでこんなにswingするのだろう?
“弾き過ぎる” のだろうな、結局。
この辺のからくりは書くと死ぬ程長くなるのでアレだが、
一度吸収した物は一旦その8割方捨ててしまう勇気もこの際必要なのではないか? と思う。
頑張って練習して先ず弾けるようになる、でも実際にはその2割位しか出さない。
しみったれた様に見えるかもしれないが
意外とこれが “近道” なのかも・・・・・。
フロントラインの方々はバックの我々をもっと信頼して欲しい、と言うか独り相撲でなく後ろのサウンドも自分のソロの一部、ぐらいのつもりでいて欲しいし……我々リズム屋も彼等のために美味しいスペースを空けておいてあげる、くらいの度量が必要。
何事もtoo muchなのは嫌われるしカッコ悪い。
月並みな言い方しか出来ないが
休符もまた音符のうち、なのである。
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by slapper1107
| 2011-05-22 00:14
| その他