2012年 01月 19日
ノーマングランツの偉業 |
D・ストーン・マーティンによるジャケット。
格好いいなあ・・・・・
何度見ても惚れ惚れする。
さすがにピカソはじめとする世界的美術品蒐集家だっただけはある。
ノーマン・グランツ
ご存知jazz界に知らぬ者は居ない大プロデューサーである。
レコードとは、何度も云うが、録音/ジャケットまで含めた総合芸術だと僕は考える。
ただ中身の演奏がいいだけでは駄目なのだ。
LP(7吋〜10吋〜12吋)のみならず初期のSPレコードも追っかける事で
つまり
マーキュリー→クレフ→ノーグラン→ヴァーヴ、さらには70年代以降のパブロまで・・・・
その半世紀にも渡るレコード制作キャリアの全貌が見えてくればくる程彼(グランツ)の偉大さが浮かび上がって来る。
ともすればJATPに代表される、有名どころを一堂に集めてハイ一丁上がり式のやり方はやれ『粗製乱造』『たれ流し』『同工異曲』…などと批判されがちだが21世紀の今となっては『よくぞこれだけのドキュメントを遺してくれました!』という感謝の念の方が大きい。
(特にPablo期にどっと出たA・テイタムの膨大な作品集が白眉だ)
同じ様なレコード制作者としてはやはりSP時代からスタートしアーティストの人選から録音/意匠にまで拘ったアルフレッド・ライオン(blue note)の名が上がるが、その制作予算や規模から言っても私鉄なら西武と近鉄ほどの差がある(何という例えだ!)と思う。
話は最初に戻って、
僕はもうガツガツ漁盤する根性は無くなったが
こうした粋なジャケットのお皿なら未だコツコツと集めようかな…
という気になっている。
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by slapper1107
| 2012-01-19 00:03
| レコード