2012年 02月 15日
UNA MAS! |
♫ウナ マス /ケニー・ドーハム
ある意味で最もBlueNoteらしい一枚。
ダーラム(ドーハム、という表記はチトおかしいと思う)~ジョーヘンの名コンビにハンコック-ウィリアムズの新主流派コンビが絶妙に噛み合う・・・・・・。
粗製乱造、『ハイ、一丁あがり!』的イージーさが無きにしもあらずのprestigeレーベルに比べ、こういう“狙った”人選をあらかじめ考えていた(多分)A・ライオンはプロデューサーとして一日の長があった。
こういうレコードをよく
『B級名盤』
と言って評する風潮が有るが、そもそもローカルミュージシャンも含めたら星の数ほど居る中でこういう吹込みを残せるだけでも凄い事だし、A級はA級B級はB級・・・・名盤は名盤だし駄盤はどこまでいっても駄盤なのである。(名盤なのにB級とはこれ如何に?)
今みたく 〝インディーズ〝の様な便利な言葉も無いし、CDも〝出しちゃった者勝ち〝という時代ではなかった。
だから
いやしくもこの時代(60年代いっぱいくらいかな?)に世に出た作品に対しては僕はどんな物でもそれなりのリスペクトを持って接したい、と思っている。(それから先で初めて好みで語っても良い・・・)
まあ、食べ物の『B級グルメ』同様に 実は『愛すべき…』という接頭辞が付いている事は暗黙の了解事項なので細かい事はもう云うまい。
このセンス有るジャケットと共に
ウナマス(=もう一回!)どころか何度でもこれはうちのトレイ上に乗っかることだろう。
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by slapper1107
| 2012-02-15 00:37
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