2012年 07月 17日
“訛り” |
今ちょっと、ある事をずっと考えていて
それは
本当はここ20年くらい僕の頭の中を支配していた事、でもあった。
jazz、というか広義のアメリカ音楽に携わる者としては避けて通れない道筋・・・・・。
自分的には一生掛けて追っかけるつもりで “寝かせて” いたネタなんだが最近ある筋からの依頼もあり、再び本腰で向き合おうかと。
前置きが長くなった。
シビアに向き合ったらとてもこんな所で簡単に書ける様な物でもないが、ぶっちゃけ一言で言えば・・・・それは
音を出す(歌でもインストでも)上での“訛り”みたいなもの。
短絡的にはキャノンボールやレスマッキャン、B・ティモンズあたりの【ロイク節】等をすぐ思いつかれるかもしれない。
こうしたファンキー/アーシーなsoul feelingは一聴してとても分かりやすいのだが、もっと巨視的にみればアメリカ音楽上ではほんの氷山の一角。
現在のアメリカ音楽を見ても分かる通り、過去も現在も圧倒的にシェアを持つのは所謂カントリー音楽。
勿論jazzと同様に今では様々に細分化されていて一口にコレ、とは直ぐに言い切れないが、その根っこにあるのは白いblues感覚と言っても良い
ヒルビリー、という感覚。
これはもう具体的な音楽スタイルとかでは無く、もっと根源的な『生き様』とか『来し方』みたいなものなのではないか?
具体的な実例を挙げれば
P・メセニーやC・ヘイデンG・バートンらの演っている音楽。
アメリカ中西部の広大な風土も大いにその背景に有るが、一概にカントリー&ウエスタン…と簡単に片付けられない何か、僕はもっと宗教的な要素も関係してくるのではと考えている。
東部ボストンから始まった新大陸のピューリタニズム、無理矢理こじつければBix達の音楽も大いにそのルーツの重要部分を占めるのではないか?
とても広大かつ込み入ったテーマなので話がとっ散らかってしまった。
またこのお話はここでするかもしれない、
最後に
何故あのノラ・ジョーンズがあんなに支持されているか?
その歌い回しでの “訛り” に何か秘密が有りそうで僕は今再び彼女の唄をあれこれ聴き返しているところ・・・・・。
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by slapper1107
| 2012-07-17 00:01
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