2012年 10月 04日
旅の友 |
寺島靖国さん。
未だに賛否両論あるようだが僕自身は一貫して彼の “良い読者” だったと思う。
スノビッシュともとれるその文体だが、これも氏特有の一種の照れ隠しであり確信犯な所業であろう。
吉祥寺jazz喫茶のオヤジとして無類のオーディオ数寄・・・
でも
これら近年の、それこそ“雑文”を読むにつけ
彼の本意は文士、しかも純文学にあったのではないか? という気がしてくる。
つまり、
ジャズやオーディオへの偏愛ぶりは今に至る為の壮大な “布石” に過ぎなかった?のでは。
文庫サイズだが700頁近い大著。
しばらく前に購入していたが、明日からの旅仕事に備えて温存しておいた。
旅先のホテル部屋で深夜、分厚い本を一気にやっつける快感・・・。
丼飯をザッと掻き込むのに似て、満腹感と同時に軽い消化不良というか……読後の膨満感も楽しみのうち、なのである。
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by slapper1107
| 2012-10-04 00:34
| 本・読書