2016年 01月 08日
名調子w |
お正月に読んでいたのがこれ。
僕は村上春樹の良き読者ではないが、翻訳物には中々惹きこまれる(チャンドラー物とか)。
このB・クロウの1冊、今更ながらだが彼の訳出の妙もあってあっという間に読了😄。
嘗て国分寺のジャズ喫茶店主という経歴はよく言われる事だが、それを抜きにしてもジャズに対する愛情が其処彼処にあらわれていてしばしば出て来る 『訳者註』が優れたFILL INの如くまさに当意即妙‼️
あとは、植草甚一氏を思い起こさせる文体のリズム(テムポ)感。
やはり出来の良い文章はご機嫌な音楽(決してjazzのみならず)みたくswingしている。
今回読み直してみて新たに気付いたのは巻末の部分。
オマケといえばオマケだけど、ここでの軽妙な語り口はイチjazzファンとしての春樹氏の本音がチラホラしてとても面白かった(^_^)。
もっと分量増やして単行本にして欲しいくらいだ。
あ、こんなのも有ったね。
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by slapper1107
| 2016-01-08 00:19
| 本・読書