2016年 11月 03日
ベツレヘムの10インチ、2枚 |
のっけから俗なお話でスミマセン・・・・
バブルの頃か、もう有名どころ(BNやリバーサイド等)を買い尽くしたコレクター達の新たなターゲットが10インチ盤方面にシフト、それもB・ゴールドブラット装丁のここらあたりに人気が集中したのだった。
(昔、サンフランシスコの中古屋でこの第1集だけ目にした事があって一瞬迷ったがB−レベルで200ドル超→断念しました(゚o゚;; )
まあ、だからこそ国内復刻版が出された訳でそのまた中古盤をめでたく捕獲した次第(^^)。
ボビー・スコットという “知る人ぞ知る” 作編曲家/ピアニスト作品集だが、
イーストコースト(#1)ウェストコースト(#2)と対照的な制作にしたところが面白い。
ピアノレスでG・マリガン四重奏団っぽい感じの#1、やや編成も大きくこちらはマイルスの九重奏団を連想させる#2・・・・どちらも聴き応えのある作品だ。
僕はbassにM・ヒントンが参加している#1に興味が有ったのだが、#2のベーシストM・ベネットにもびっくりさせられた。
彼は地味ながらも後年ハリウッドのスタジオで活躍してクルセイダースの初期作やトムスコットのLAエキスプレスでエレキベースを弾いているのだが・・・・・・
驚いたのはそのbassの音❗️
まるでライン録音したような(当然この頃=1955年にそんなモノは無い)十分低いレンジまで伸びきった低音で、こんなソリッドなbass録音はこの他だとM・ペイチのワーナー盤(“踊り子”ジャケのアレw、です)で聴けるS・ラファーロの轟音ベース位しか無いだろう。
まさに、こんな音が出したいんだ。
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by slapper1107
| 2016-11-03 00:04
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