2016年 11月 30日
Wellman Braudのこと |
ウェルマン・ブロードは僕も大好きなベース奏者。
彼の特長は、兎にも角にもその素晴らしいビート供給力にある。
モダンジャズだろうがトラディショナルジャズだろうが、ベーシストに求められるのは基本的には安定していて且つ力強い 『四分音符』。
彼は主に1920年代後期のエリントン楽団 の土台を支えてきたが、10年後の“後継者”天才J・ブラントンに比べて一聴しただけでは地味に聴こえるかもしれない・・・・。
ソリストとしての華麗さは無いにも拘らず、基本ビートに優れたその演奏ぶりはまさに“お手本”。
通常のピチカートのみならずスラップや弓弾きでも同等のビート感を叩き出すところが凄い❗️
(弓を持ったままだとバルトークピチカートみたいな弾(はじ)き方になるのだ)
これなんか骨太のスラップ音が聴こえてきそうだ(^ ^)。
僕がウェルマンのレコードで最初に思い付くのはやはりこのあたり、なのだが
この、S・べシェとの1枚も外せないかな?
最後に・・・
スラッピング奏法に関して僕の考える位置づけは
“”スロウドラッグ“”パバジョーやポップスフォスターらのシンプル&プリミティブなスタイルとM・ヒントンやC・ザーディスに代表されるトリッキー&テクニカルなものとの丁度中間的な存在では ないか、と。
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by slapper1107
| 2016-11-30 00:14
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