2017年 03月 12日
“”素っぴん“” の音 |
久しぶりに全員フルアコーステイック、つまりマイクも使わない完全生音……。
(リーダーのclのみoff気味に収音)
小さなライブハウスでは普通にやっていても(キャパ80位の浅草HUBでも花岡さんbandとDelta4ではノーマイクだ)、キャパ200〜の中ホールでは意外と大変かも知れない。
メンバー同士で生音に対する認識=つまり、音量を求めるよりも楽器をきれいに鳴らしたい〜より美しいアンサンブルや明瞭なダイナミクスを追求したい=を共有できていたらこれはそんなに難しい事では無い。
こちらの会場でも最小限の音響機材は有ったのだが、足下のモニターが無い環境ではメインスピーカー(客席に向いた)の音が“回って”しまう事の方が嫌だったのでご無理お願いしてMC(司会)マイク以外はoffっていただいて・・・・結果的にそれで正解だった。
自分も聴衆としてはW・マーサリスのコンサート等で経験済みだが、
人間の耳というのは思っている以上に高性能wだ。
(彼らもやはり完全生音で、最初聴き辛かったのが不思議と段々クリアになってきた)
つまりヴォリュームが小さい場合だとその音源をより注意深く聴こうとするし(エンハンサー機能)、高音がキンキンしたり低音がだぶついたりしたら無意識にでもそれを補正しようとするEQ機能も備えている❗️のだ。
普通だと幾つもの条件をクリアしなければこういう試みは難しいのだが、たまにやってみるとやはり 『良い音だなあ(^^)』と思わざるを得ない。
クラッシックの世界では当たり前なんだから、もっともっとジャズの世界でもトライしてみればいいのに・・・・と僕はずっと思っている。
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by slapper1107
| 2017-03-12 00:11
| ライブ・現場から