2017年 09月 20日
四分音符の重み |
トランジョンのオリジナル盤なんて一体いくらするのだろう・・・・
それはともかく、
ダグ・ワトキンズ。
P・チェンバースのいとことして知られるが、その演奏スタイルはチェンバースをよりシンプルにしてかつビートはより重厚。
有名なレコードならロリンズの♪サキソフォンコロッサスが筆頭に挙がるかな……
僕は『重さ』『重厚さ』と書いたが、
これは文字通りの意味の他、四分音符=フォービートの大切さを言いたかったからで決して “後ノリ” とか “粘った音” という意味ではなく(往々にしてこうした事だけに気をとられてリズムセクション全体としてはバランスを欠いてしまうケースが多い)、如何に四分音符ひとつひとつを大事に弾いてやるかという事。
ガット弦特有の、乾いてはいるが重心は低い……
こんな特色の最高なお手本が本作の様なレコードだ。
初めて聴いた頃いまいちピンと来なかった事柄がやっと最近では腑に落ちるようになってきた。
この人とかリロイ・ヴィネガーとか、
しばらく追っかけてみようかと思う。
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by slapper1107
| 2017-09-20 00:06
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