2015年 12月 02日
嗚呼、水木先生 |
追悼。
ほかの大勢の方々が言っている通り、今40代より上の世代にとって “鬼太郎” や “悪魔くん” は
気が付いたらすでに身近な存在だった・・・・
『見えんけど(傍に)おる。』
これが先生の妖怪…ひいては超自然現象に対する基本的スタンスで、幼い頃の境港でも激戦地ニューギニアでも変わる事は無かった。
93歳まで生きてこられて、ご本人のキャラや主義主張(多分そんな風に思ってもおられなかっただろうが)微動だにしなかったのはもの凄い事❗️なんだと思う。
僕は学生時代の一時期、つげ義晴さんに傾倒した事があって
水木作品も “つげ経由” で再度読み返したものだ。(つげさんは水木先生のアシスタントだった事がある)
すでにTV化されて人気者だったゲゲゲの鬼太郎もそのルーツは貸本漫画期まで遡ると “墓場鬼太郎” という似ても似つかぬ怪奇キャラだったのだ。
ただ、
その頃からどんなに “怖い” 設定でも彼等異形な者たちにちょっとずつ “愛敬” が感じ取れたのは先生の愛すべき優しい視線が有ったからこそ。
『妖怪なんておぞくないが。ほら、すぐそこにおーだろ』(米子弁w)
今でも先生の声が聞こえるようだ。
御冥福を。
ありがとうございました😄。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
#
by slapper1107
| 2015-12-02 00:47
| 本・読書