2009年 11月 17日
日本独自の文化 |
・・・・・・それは ”ジャズ喫茶”。
先月イタリア人ピアニストのパオロをmilestone@高田馬場に連れて行った時のこと、(10/21エントリー)
彼(パオロ)は廃盤店で嬉々としてエサ箱を漁ったりもするしそのメンタリティは我々日本人のジャズファン(レコードヲタク)に極めて近いものがあった・・・・・。
が、しかしその彼をして 『コーヒーを飲みながらjazzをしかもLPで鑑賞する、こんなカフェはヨーロッパの何処にも無いよ・・・・・』と言わしむる ”ジャズ喫茶”、これこそ日本にしか存在し得ない独自の ”文化” と言ってもいいだろう。
確かにそう言われてみれば僕自身もあちら(ヨーロッパ)に行った際、似た場所といえばDJが常駐してレコードを廻していたただっ広いホールのような場所くらいしか思い浮かばない。→これとても”踊るための場所”であり、東京では club と呼ばれるべき場所なんだろうな。
これらジャズ喫茶が残念ながら廃れてきた要因、
もう様々な場所で多くの人々が語ってきているので今更蒸し返す気も無いが・・・・・・
一関 ”B" とか、吉祥寺の ”M"や”F" 四谷の ”E" といった老舗はそれこそ公的資金を導入してでも存続させるべき文化遺産だと考える。
その一方で、地方を演奏旅行で訪れた際蕎麦屋さんの片隅にJBLパラゴンが置いてあったり・・・・とか小さなスタンドBarのカウンターの端っこにガラードの401あたりがちょこんと乗っていたり・・・・とか嬉しい発見が。
今後は今までのような ”真っ向勝負” な本格派よりも軽い付加価値程度のaudio/recordをアピールする形態の方が良いのかもしれない。
苦言(注文)をひとつだけ。
やはりライブ(生演奏)とレコード再生は分けて欲しいと思う。
出演者にとっては開演前とかインターミッションに ”本物” がかかっていると演りにくいものだし、オーディオマニアにとっては例え素人が叩いたとしても同じくらいのシンバルの生音をスピーカーから出すのは至難の業だからである(笑)。 あ、これはけっして一関の某マスターを揶揄しているわけではありませんから。
本日のtarot card:
「17.星」の逆位置,悲観的になる、望みが消える、強情、ノイローゼ、憂鬱、病気が出る、治りにくい病気、無気力、あきらめやすい
あーあ。
by slapper1107
| 2009-11-17 10:34
| JAZZ喫茶