2009年 12月 12日
”太い” 理由 |
今年の漢字は ”新” だそうな。
”辛” とか ”槙” の間違いぢゃないの?と突っ込みのひとつも入れたくなるが・・・・。
今年、というかここ最近では僕的には ”太” という字がキテいる。
何事でもすぐに ”ジャズ” と ”メンラー" というタグを付けたがる僕としてはまたしても ”こじつけ” をしてみたのだが果たして・・・・・・・。
アルバート式クラリネットとベースのガット弦
どちらもその特長をひと言で言えば 『太い音』、これは比喩的に言っているのではなくまさに ”太い” のだ。
この間のライブのこと、開始前に安在(太郎)君のクラリネット(当然アルバート)を手に取らせてもらった。
ボエム式クラに比べるとkeyの数も少なくおそろしくシンプルな物であった。
僕の楽器も余分なpickupマイクなど付けず出来るだけ単純化しようとしている(最近ではマイクロフォンすら排除の方向)。
僕が信じたいのは・・・・こうしたシンプルなセッティングからこそ太い音圧(音力、とも言い換えられる)が得られる、という事実。PAなど碌に無い頃の例えば1940年代のエリントンオケ、B・ビガードのクラリネットやJ・ブラントンのベースがそのぶ厚いアンサンブルの中に埋もれることなく見事に浮かび上がってくる・・・・・これは ”音量” が大きい小さいの問題ではなく ”音力/音圧” があるかないかの問題。
電気のおかげで拡声技術が進歩・・・・・結構なことだがその中で失われている物の多さにも気が付かなくてはならないはずだ。
さて、この間食べたばかりの 太麺堂@西早稲田 に限らず最近では 麺がどんどん ”太麺化” の傾向にあるという。
スープの濃厚・ドロドロ化が著しい中、麺もそれに負けない ”存在感” を持つために太麺化するのだそうだ。
”アンサンブルに埋もれない存在感”と”個性の強いスープvs太麺”・・・・・・・・・どこか似てないか?
”こじつけ” もここまでくれば我ながら ご立派 と思う。
by slapper1107
| 2009-12-12 00:19
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