2010年 05月 06日
1kHzをめぐる攻防 |
1kHz、という周波数。
正確には800Hz~1・6kHzくらいの間なんだが
オーディオやっていても楽器弾いていてもこの辺りの音をどう扱うかで事の成否が決まる。
例えばスピーカー。
3way以上のマルチは置いといて、まずは基本の2wayを考える時(パッシブネットワークでもマルチアンプでも)そのクロス周波数をどうするか?で我々はあれこれ悩む事になっている。
乱暴な言い方をすれば、『高音と低音の境目』がこのあたり(1kHz周辺)。
それこそ部屋の特性やクロスオーバーの”スロープ特性”etc・・・・、音が変わるファクターは無限に存在するし、
さらにこの帯域はEQで弄ったとしてもその効果は最も敏感に表われるところで、うかつには手が出せない。
そしてしまいには・・・・クロス地点周辺のピーク&ディップ処理。これはあたかも ”もぐらたたきゲーム” 的様相を呈してきてこの頃にはアタマも耳もヘトヘトになっている、という寸法。
だから僕は
フルレンジ一発のmonoシステムに逃げた。
・・・・そして
ベースアンプやベース用EQではやはり この1kHz周辺がキモ(鬼門ともいう)になってくる。
(ギターだともっと上の周波数だ)
多弦ベースの ”重低音” とかスラッピング時の ”音の輝き” などは実は意外とコントロールしやすい、
しかし1kHzあたりの音創り次第で基本的にその楽器の音が ”良く通るか否か?” が決まる。
昔、ここらへんの音をパラメトリックEQなんかでゴソゴソやってた日にゃー・・・・・
やれQ特性(肩特性)だのブライトネスだの・・・・よく発狂しなかったものである。
そんなこんなで
僕が ”純アコースティック路線” に逃げてから随分と日が経った。
あんさん、逃げてばっかりでんなぁ。
やかましわ。
by slapper1107
| 2010-05-06 00:17
| オーディオ