2010年 12月 20日
四畳半Jazz |
阿部寛(g)Trio@西荻窪ミントンハウス
一見アルトに見える楽器は渡邊キョーイチ君が操る C-メロディサックス。
この楽器はもはや 『絶滅危惧種』 と言っても良く、
演奏する人どころか所有する人でさえ皆無に近い。
しかし70〜80年も前なら普通に見られた楽器であった。
アルトでもテナーでも無い、独特の柔らかな音色を愛するJAZZファンは少ないながらも存在する。
このあたりを好む方々・・・・
よく言えばジャズ界の良心、意地悪くすれば天邪鬼か?
(とはいえこんな稀少楽器だ。キョーイチ君をはじめ四人!もの奏者が演奏したというミントンハウス=なんという店なんだ)
しかし
歴史的にみればこのCメロサックス、地味で音量のでない欠点によりビッグバンド全盛のswing期では次第に淘汰されてしまったのは止むを得ない結末か?(アンサンブルでは埋没してしまうから)
ただ一部のレコードではこの楽器唯一、と言っても良い名手=フランキー・トラムバウアーの演奏が楽しめる。
一般的にこの頃実演の場では小編成バンドは少なく、だからこそこの様なトラムのプレイが聴けるレコードは貴重なのだ。
ビックスやエディ・ラングらと繰り広げるインティメイトな演奏はまさに
四畳半ジャズ
と言うにふさわしい。
・・・・・ところで
このトリオで新年早々関西に遠征して来ます。
ドラマー木村陽一さんの主宰するネット動画番組の収録がメインなのだがライブのブッキングも、
1/14(金曜):萬屋宗兵衛@神戸元町、19:30〜
1/15(土曜):マホガニーホール@大阪心斎橋、ー14:00〜 ニューサントリーファイブ@梅田、19:50〜(ニューオリンズラスカルズに客演)
1/16(日曜):Y's Road@三宮、18:00〜
関西地方の皆様、お楽しみに。
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by slapper1107
| 2010-12-20 00:03
| ライブ・現場から