2011年 01月 06日
それはそれは壮大な |
何気に聴いていたCD。
ファッツ・ウォーラー・・・・・
『やっぱり似ているなぁー』
マーティ・グロス(g,vo) が、である。
ついこの間も “実物” を拝ませて頂いただけにますますその意を強くした。
もちろん彼がファッツから大きく影響を受けている、という事でその逆ではない(笑)。
ただ面白いのは、
彼等2人は演奏楽器が異なる、という事。
この場合似ているのはvocal(声質そのものや歌い方)だけなのではあるが、僕が思うに
もっと根本的/根源的なところでhot jazzのスピリッツみたいな物が伝承されている・・・・
こうした事が聴き手の心を打つのではないか?
普通ラッパ吹きならラッパ、クラ吹きならクラと…同業他者の影響を受けるもの。
ただ
そうした表層的な事を超えてもっと巨視的な部分でのやり取りがあるという事実に僕はとても壮大なロマンを感じるというか、この音楽=jazzが好きで良かったと思うのだ。
スタイルや時代を超えた伝承、の例をもう一つだけ。
モダン派ベースの雄、チャールズ・ミンガスの特にオーケストラ作品を覆う巨大な影・・・・・
そう
デューク・エリントン、それも20年代の、である。
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by slapper1107
| 2011-01-06 00:47
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