2011年 02月 10日
文系オーディオ患者の戯言 |
僕は此処で常々判ったような事を書き散らしてはいるが、
専門用語を得意になって羅列しているだけで
本当のところは、“文系オーディオ” もいいところ。
だから
アンプkitは組んだ事あるが回路図読めない。
平面バッフルは沢山作ったがバスレフポートの計算出来ない。
五感は駆使するがテスター一つ持ってない。
でも
オーディオに対して浪漫、というか想像力(創造力ニ非ズ)は人一倍持っているつもりだ。
こうした文系アプローチもオーディオ道楽には絶対不可欠ではないか?
最近 『古き良き』もの・・・・・
蓄音機やSPレコード、といったアイテムに没頭するようになって益々この想いは強くなって来た。
音声信号が電気信号(電子)となってあの真空管の中を飛び交う様や、それがちっちゃなコイルを通過して再びコーン紙や振動板から “音楽” として再生される様子・・・何度考えてもワクワクする。
電気を使わない蓄音機の方が逆にシンプルな原理/構造だけにこうした浪漫(妄想w)が入る余地が無い。
これは例えとしては相反するが、
あまりにもブラックボックス化され過ぎて有り難味の無くなった、それだけ便利で当たり前になったという事だが、インターネットより原始的な(失礼!)機材で 『CQ、CQ・・・』と相手を呼び出すハム(アマチュア無線)の方が浪漫がある、のと同じではないか?
僕が尊敬?するお二人の方、
独創的な真空管アンプを製作する一方で詩人ですらある館山コンコルドの 佐久間駿氏
そして
日本一と言えるJBL巨大マルチウェイシステムを組み上げた一方、原稿用紙と万年筆が良く似合う素晴らしいエッセイストでもある一関ベイシーの菅原正二氏
このお二人こそ究極の文系オーディオ者だ、
僭越ながら僕はそう思う。
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by slapper1107
| 2011-02-10 01:00
| オーディオ