2011年 05月 05日
バイブルだった |
引越し以来未だ手付かずだった段ボール箱を整理してたら出て来た、
こんなの ☝ が。
雑誌 『宝島』
僕が中高校生の頃の70年代半ば・・・
ベトナム戦争はもう終わっていたが、浅間山荘事件や三島由紀夫自決等・・・普通の生徒だった皆の間にも大なり小なり “左翼的な関心” が有ったように記憶している。
大体
小学校6年生の時、遅刻しそうになりながらもTVで北爆や安田講堂のニュースを見ながら朝食のトーストをパクついてたし
高校の時はサッカー一筋だったのに何故か新聞部の部室にも出入りしていて、そこには 毛語録 やアジびらが転がっていた・・・・
そんな時代だった。
そうそう、『宝島』の話だ。
この雑誌は元々あの植草甚一氏が責任編集した 『ワンダーランド』というタブロイド誌が前身で当初相当 “左がかった” 内容だったと今にしては思う。
【件(くだん)の新聞部部室で僕はこの創刊号を友達から手渡された時の驚きは今でも鮮明に覚えている。
この友人Tはその毛語録の持ち主でもあり、僕は彼からジャズやミステリー~SF小説…あらゆる事を教わったのだが後に京都(同志社)でパンクロッカーとなりアメリカへ渡り今や行方しれず・・生きてるとは思うけど。】
それが徐々にヒッピー文化やロック、サブカルチャー方面にシフトしてゆき当時碌な音楽雑誌が無い、と情報に飢えていた田舎の高校生は毎月発売日には書店に走り、そして貪るが如く何度も何度も読み返した。
それはまさにバイブル、だった。
そんな中 “道具としての英語” いう特集があって
これのお陰で僕は英語が好きになった。
曰く
『ROCKのレコードほど素敵な教科書はない!』
『歌詞を聴き取り、ライナーノーツは書き写せ』
これらの毎月の特集記事がどれだけ僕の眼を開いてくれた事か・・・
おかしいな、毎月買ってたから数十冊あるはずなんだけど。
たった二冊しか無いや・・・・・。
中野まんだらけのサブカル館や神保町にはあるのだろうか?
高いんだろうな、きっと。
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by slapper1107
| 2011-05-05 00:15
| 本・読書