2011年 06月 02日
『外道』もまた旨し |
今度の 蓄音機ディスコ@西荻窪ミントンハウス(6/18)に備えてずっとレコード箱をゴソゴソやる日々が続いている。
なかなか面倒臭い作業だが、根が好きなものだから苦にはならないし時折 ☝ こんな専門外なお皿も出て来て退屈はしない。
『こんなの何時買ったのだろう?』
釣りの世界なら “外道” と呼ばれる、いわゆるターゲット外のブツ…
この場合、僕はjazzを主食としているのでこういうblues盤は本来買うはずも無いんだがなあ。
だが
聴いてみると、やはり良いのだなあ。これがw。
例えれば黄色いレーベルのアメリカンミュージック盤@NOLA、あたりに通じる素朴な味わいがある。
ところが世間は広い、
後から知った話だが・・・・。
こうしたカントリーブルース、今集めようと思ったら大層苦労するらしい。
無茶苦茶 高い、のだそうだ。
ジャズの世界でも オーケーとかジェネットといった一部のレーベルにはオークションでも途轍も無い高値がついているし、それに輪をかけてこうしたblues関係は高いのだという。
(黒人専用のレイスレコードだとそれだけで状態の良い盤は皆無に近いそうだ)
だから激戦&散財覚悟でオクに突撃する方が多いし、僕などにはとても無理というもの。
ただ
それでも “抜け道” はあるわけで・・・・
それは…
野良猫が港でそうするが如く、名付けて『おこぼれ頂戴@定置網のすぐ側』w作戦。
僕はかつて
高円寺のフォーク&ブルース専門店(今は無いが)でB・クロスビーのレコード=もち、SP盤だ=を驚く程安く入手した事がある。
彼らはそれこそ “ひと山幾ら” で海外から仕入れているのでどうしても対象外のブツも混じってしまうのだそうだ。
だから僕がありついたビングはお店的には “外道盤” だったわけ。
まあ、それ以前にこうしたレコ屋さんと懇意になっているのが前提ではあるがこういう裏技もアリ…という事で。
あ、思い出したぞ。
冒頭のレコードもサンフランシスコのお店でノンジャンルの “ひと山幾らset” (お正月の福袋、みたいなもんか)の一枚だった。
こればかりは現地で現物を掘らないと味わえない醍醐味ですな。
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by slapper1107
| 2011-06-02 00:30
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