2012年 01月 25日
混ぜ合わす |
昔、知り合いの葉巻好きな人がよくブレンド作業をしていた。
紙をひいて何種類かの葉っぱをごく無造作に(本人的にはちゃんとした配合比があったのだろうが)かき混ぜるだけ・・・・
その芳醇な匂いも相いまってその作業を端で眺めているのが好きだった。
たばこや珈琲豆、香辛料、そばつゆやラーメンのスープ・・・
凡そ食べ物関係では何種類かをマゼマゼした方が良い結果を出す事が多いみたいだし、
さらに大きく出て “人種の血” でも適度な混交が有った方が・・・
単一固有純血種は長い目で見たら確実に劣化してゆくし、クレオールとかメスチーゾとか外見上や特定の才能にアドバンテージを持つ“混血種”も多い。
さて
ここでやっぱりオーディオのハナシになるのだが・・・
フルレンジスピーカーで“単一種”の音を楽しむのも一興、
マルチwayで “混合種” の音を楽しむのもこれまた一興。
ただ
後者(マルチ)の場合、先日の『ドラムスの音』の場合よろしく
空間で交わった(混ぜあった)音
が僕は好きだ。
ほら、マルチampでもパッシブネットワークでも位相とか周波数分割とか色々大変でしょ。
それだったら大雑把だけど2~3本のスピーカーをそのままとりあえず素の音で鳴らしてみて後からそれぞれの音量とか設置位置とかを(電気的でなく)物理的に調整すれば良い・・・・。
(つまりマルチモノ音源を空間でmixする)
まあ、この考え方は
極めてPA屋さん的発想で“邪道” なのは重々承知なんですがね。
僕がヘッドホン嫌いで、空気を介した再生が好きなのもこういう理由からかな?
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by slapper1107
| 2012-01-25 00:15
| オーディオ