2013年 02月 02日
この人が居るだけで.... |
・・・サウンドが変わる!
昨日に続いて最近仕入れたレコードからの話題。
Tee Carson(ティー・カーソン)
ラッパのTed Carson(テッド・カーソン)じゃないよ。
これ以上ないくらいunderlated(過小評価)で地味なピアニストだ。
ところが、
知る人ぞ知る
こうしたベイシー系ビッグコンボにはナット・ピアース、古くはサー・チャールズトンプソン等と共になくてはならない存在。
なんたってベイシー御大亡き後ベイシー楽団のピアノの椅子にはこの人が座っていた位なのだから・・・・。
そしてこのレコードでは…
G・ミッチェル(tb),B・ヒューズ(btb),E・ディクソン(sax)G・フィールド(ds)…という70年代ベイシーアイツが勢ぞろい。
惜しむらくは、'81年という時代がそうさせるのか
dsの収音はやたらマルチマイクだし、bassはライン録り・・・
ステレオ録音黄金期(60年代初頭)の豊潤な響きからは程遠い。
しかし!
それらネガティブ要素を差し引いてもこのレコードに引き込まれるのは全てこの人のお陰であった。
ミスターリズム、ことフレディー・グリーン
彼の弾く生ギター、
この音だけは30年代から不変(普遍)だし
周りの面子は変れどもこの人さえ居たらベイシーバンドの音になる。
『この人が居るだけでバンドの音が変わる』
リズム屋の端くれとして
こういう風に言われるのが夢であり目標だ。
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by slapper1107
| 2013-02-02 00:43
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