2015年 12月 12日
野坂さんの訃報 |
『無頼派』『焼け跡派』等々色々なレッテルが貼られている野坂昭如氏だが、
田中角さんの地盤で敢えて立候補した際の暴漢事件とか大島渚監督との乱闘?事件……
僕は 『武闘派』というのが1番しっくりくる様な気がする。
あまり彼の良き読者では無かった僕だが、有名な直木賞絡みの作品にはむしろナイーブな優しさが印象に残る。
言われ尽くされた事かも知れないが、彼の表現活動(それはクロード野坂 名義の歌手活動も含め)での過剰なまでのwサービス精神はそのシャイなキャラクターの裏返しだったのだろう。
ご本人は多分そんな意識は無かっただろうけど、
その反骨精神とか自由闊達さとか・・・・僕にはとても “ジャズ的な” ものを感じられるのだ。
そして、僕が早稲田に対して抱いていた(いや、今だに抱いている)共感とか憧れ。
その大部分はJAZZとの関わりにあるのだが、この野坂さんを筆頭に多種多彩な才能を輩出してきた歴史にも少なからず・・・・有るのだ。
ご冥福をお祈りします。
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by slapper1107
| 2015-12-12 00:50
| 本・読書