2016年 01月 11日
思い出深い1枚 |
Living Legend,アートペッパー。
1976年、バリバリな新譜で出たのを買ったもの。
やっとjazzの事が少し面白くなり始めた頃の作品はこれに限らず印象が強い。
(LPは友達に貸したまま戻って来ず数年前にCDを買い直す・・・それほど好きな1枚だった)
買った翌月のS・ジャーナル誌のレヴューを食い入る様に見た・・・・坂田明氏が『〇〇は突然やって来る』みたいな見出しで最高点五つ星を付けていたっけ←不思議とこんな事だけ鮮明に覚えているw)
聴きどこるは2点。
A・ペッパーとピアノのH・ホーズ‼️
共に50年代からの花形スターだったのが麻薬禍で数年を棒に振った後の 事実上の “復帰作”。
そして彼等の演奏スタイルは一変していた・・・・・稀代のブルース弾きと言われていたホーズはB・エヴァンスを思わせる内省的になり、ペッパーは明らかにコルトレーン(しかも後期)を通過した激情型へ。
ホーズの弾くフェンダーローズ(電気ピアノ)の音色にもヤラれたなあ、マイルスバンドでのハンコックやコリアのそれとはまた違うのだが僕はやたら“新しい”響きに聴こえた記憶がある。
同じ頃、同じcontemporaryレーベルからH・ホーズ、R・ブラウン、S・マンのピアノTRIOが出ていて(これも好きだった)何でこっちではベースが違うのだろう?と思ったが、このレコードで僕はチャーリー・ヘイデンを識ったのだった。
このレコードを買った大学1年の冬休み、帰省先(松江市)のジャズ喫茶weather reportで大音量でかかっていたのを聴いて JAZZオーディオ真っしぐらw。
ああ、やっぱり良いレコードだなあ💛。
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by slapper1107
| 2016-01-11 00:16
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