2019年 03月 17日
チェンバースの『ギコギコ』 |
名ベーシストのPaul Chambers。
その参加作品は膨大(千枚超え?)でマイルスの50年代黄金クインテットをはじめ、最も知名度ある奏者ではないでしょうか?
ただ一方で例のアルコ(弓弾き)によるsoloの音色には賛否両論有って、やれ『ギコギコ』だの、やれ『ノコギリ』だの、やれ『ベニヤの楽器』だの……それを揶揄する日本国民の何と多いことか(笑)。
しかし、チ●ちゃんは知っています(爆。
あれはチェンバースが下手とか楽器が安物とかだからではなく、あくまで録音の為。
特に目立つwwのはprestigeでのR・ガーランドtrioとかマイルスクインテットの〝4部作〟あたりでこの辺の作品は聴いているファンも多い事から自ずと目立つ様になったのでは?と推測されます。
僕も同じプレーンガット&生音セッティングなので分かりますが、あれで弓弾きすると確かに倍音が出やすくて少しでもコントロールをしくじるとああいう音になりがちで(僕の場合は腕の無さ、ですが💦)それをあの中音域に癖を持たせたRVG録音で聴けばどうなるか・・・・・( ̄▽ ̄;)。←シンバルがバッシャーンと鳴ったりサックスのエッジがぞりぞり鳴るのは良いけど・・・その録音で弓を録られた日にゃあ・・・
時代を遡って、これも有名なJ・ブラントンとD・エリントンとのduo。
これなんかでも♪Body&Soulとか弓で弾いている曲はちょっとトレブリーなのが気になります。(大胆な仮説ですが(笑)、あのスラムスチュワートのハミングもその辺をカモフラージュする為?なんて勘繰りたくもなります)
チェンバースの名誉の為に言いますが、同じRVG録音でも
これなんかのベース音は深く沈み切ったとても豊かなサウンドになっていますし、カラー写真(レアですが)で見た彼の楽器はとても良い物に思えます☺️。
まあ、
でも僕なんかはあの辺りのレコードを2wayのモノラルで鳴らした時『ギコギコ』ときたら『待ってました❗』と喜ぶクチですがね。
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by slapper1107
| 2019-03-17 00:01
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