2019年 03月 22日
アメリカンカトゥーンとジャズ |
先日の講演会、蓄音機でホットファイブやビックスをかけた時……
『なんかトムとジェリーの音楽みたいですね・・・』
という感想をいただいた。
あまりジャズに詳しくない方のご意見だったけど、確かに成る程❗、と。
調べてみたら、
このトム&ジェリーは1940年が初回で時節柄一種の国策映画的側面もそなえていたらしい。
もちろんまだロック音楽も無い頃であるから、当時最先端なジャズ音楽に目を付けたのも想像に難くない。
ただ、まだbebop的な要素はなく時折クラッシック風なそれも聞く事が出来るから恐らくはP・ホワイトマン楽団とかスパイクジョーンズ楽団周辺の演奏家だったのではないだろうか?
これが1960年代になると、
こういった作品で演奏されるのもかなりシリアスな現代音楽風だが確実にジャズをベースにした物になっている。
これも推測だけど、この辺の演奏はハリウッドのstudioミュージシャン達→多分S・ケントン楽団絡み?ではないだろうか。
いずれにせよ新旧両者ともその演奏能力は驚くほど高く、僕などは時折これらの再放映を観るにつけ気が付けば音楽に釘付けとなっているのだった。
余談だけど、
これらアメリカ映画(特に旧いものほど)、エンドロールには必ずと言ってよいくらい
SOUND BY WesternElectric(或いはRCA)
の文言が入っていてオーディオ好きとしては興味を引かれる。
(ああ、当時の映画館でこれらの巨大トーキーシステムで聴いてみたい❗)
あ、Tomが聴いてるのってDecca〝デコラ〟かなあ?
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by slapper1107
| 2019-03-22 00:01
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